Insta360 ONE Xをスキー・スノーボード撮影に使ってみた感想
いきなりですが、
Insta360 ONE Xを購入しました。
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概要
- Insta360 ONE Xすごい
- デメリットはあるがアクティビティをやるなら買いだと思う
- スキー・スノーボードの撮影は楽しい
今回レビューするのはこのカメラです。
スキー・スノーボードの撮影は楽しい
そもそもなんでカメラなんか持っていくのかって思う人もいるかもしれません。 以前は自分もそう思っていたと思います。
でも、いざ撮影して動画を作ってみると
- 自分の滑りをチェックできる
- もっとうまくなりたいと思うようになる
- 行ってない人にも動画を見せながら話題にできる
というメリットが有りました。
ちなみにそのときに作った動画がこちら
YOZORA in yuzawa park short ver
その年の滑りが残るので、上達具合が見られてみんなの向上心が高まって 次、行くときのモチベーションになったようです。
アクションカメラAKASO EK7000
今まではAKASO EK7000という安いアクションカメラを使っていました。
お値段8000円以下で、オプションパーツもたくさんついてくるので、入門にはいいと思います。 ただ、手ぶれ補正がないのでそのままだと下の動画のようになってしまいます。
かなりブレがひどいですね。
そこで、この動画に動画編集ソフトでデジタル手ぶれ補正(ワープスタビライザー)をかけて、安定化させて利用していました。
手ぶれ補正かけたのが下の動画になります。
だいぶ安定しますが、動画の画面サイズが小さくなってしまいます。
そのため、補正前は画角に収まりきっていた場合でも手ぶれ補正をかけたときにフレームアウトしてしまう場合があったりします。
個人的には、もう少し高い手ぶれ補正付きのカメラを買うのが良いかもしれません。
こんなのです。(使ったことないですが…)
あると便利なオプションパーツ
とりあえず手持ちで撮影するのは難しいと思うので、 自撮り棒はあったほうがいいと思います。
雪山のカメラ撮影をやったことある方にはおなじみかもしれませんが、 寒い場所だとバッテリーがヘタります。 なので、
- 自撮り棒
- ヘタリ防止用の保冷パック
- 予備バッテリー(3個ぐらいあると良い)
- モバイルバッテリー
の4つがあると便利です。 普段は、保冷パックに予備バッテリーとモバイルバッテリーを入れておき、 バッテリーがヘタったら交換する感じにしています。
だいたい1日の撮影でバッテリー2個使い切るかどうかっていう状況なので、 余裕を持って3つぐらいあると良いと思います。
ただ、撮影した動画を非圧縮で受け渡すときにカメラとスマホのバッテリーをガンガン消費するのでモバイルバッテリーも持っていってます。 もちろん、モバイルバッテリーからカメラのバッテリーへの充電もできるので、その点でもあると良いです。
ちなみに使っているのはこの商品です。
Insta360 ONE X
前置きが長くなりましたが、やっと今回買ったInsta360 ONE Xの話になります。
Insta360 ONE Xは一言で言うと360度カメラです。
ただ、このカメラはアプリがすごい。
- 鬼のような手ぶれ補正機能
- アプリで対象を指定しての画面追従機能
手ぶれ補正も強力なのですが、Gセンサー+画像解析を組み合わせたターゲット追従機能がすごいです。
Insta360 ONE Xを使って撮った動画が次の動画です。
生憎の天気で写りは悪いですが、こんな感じで常に被写体を画角に収めながら手ぶれ補正をかけることが出来ます。
また、スマホのアプリでトリミング、ターゲット追尾などの加工ができるので 撮影して編集して切り出してその場でシェアというようなことも出来ます。
メリット
恐ろしいぐらいの手ぶれ補正
まずはなんと言っても、手ぶれ補正の凄さ。 意図的に振り回してもある程度までならなんとかなってしまいます。 しかも、360度撮影しているため、手ぶれ補正をかけたときの画面サイズの縮小がない これだけで十分選択肢に入ります。
画角を気にしなくて良い
普通のアクションカメラは撮影中に対象を追っかけながら、 画角を考えて撮影するためどうしても滑りに集中出来ませんでした。
また、カメラのブレをなるべく減らすために気を使わなければなりませんでした。
Insta360 ONE Xでその悩みから開放されたのはすごく大きいと思います。
具体的に挙げると、
- 難易度の高い斜面でも安定して撮影可能
- 撮影対象に寄ることに集中できる
というメリットがありました。
SmartTrack
Insta360 ONE Xで撮影した動画は360度動画なのですが、そこから普通の動画に切り出す際にカメラアングルを指定しなければいけません。
ここですごいのが、SmartTrackというアプリの機能で動画の編集時に対象を指定すると勝手にその対象が中央に来るように画角を調整した動画を作成出来ます。
SmartTrackについては公式動画をみるとわかりやすいかもしれません。
自分が撮影した動画もSmartTrackで追従させています。
デメリット
バッテリーが弱い
電池の持ちはAKASO EK7000より悪く、 4~5時間滑る中でバッテリー2個で運用しましたが、
途中で足りなくなってしまい、途中で撮影中止してモバイルバッテリーから充電していました。
リフトに乗る時間、リフトに並ぶ時間などがあるので実際にカメラを回した時間は20分前後でしたが、ちょっと足りないかなという感じです。
バッテリーは3~4個あったほうが良さそうです。
給電しながらの撮影も出来ますが、雪山だと基本的に防水カバーをつけての撮影になると思うのでその際は給電できないので注意が必要です。
2019/02/13 追記
低温用バッテリーがあるようなので、 スキー・スノーボードの場合はそちらを利用すると多少長持ちするようです。
謎の停止
原因不明なのですが、回したはずのカメラが気がつくと停止してシャットダウンされる問題が有りました。 原因として考えられるのは
- 操作ミスでビデオモードになっていなかった
- 低温でバッテリーの電圧が下がってしまった
- 振動で勝手にOFFになった
が考えられますが、不明です。
オプションパーツが高い
AKASO EK7000のような低価格商品じゃないので、そこそこオプションパーツの値段が張ります。 本体価格+1~1.5万円ぐらいは見積もったほうがいいかもしれません。
映像が思ったより遠い
映像をみると微妙に距離が遠いなと思いました。
他のアクションカメラも広角レンズなので思ったより距離が遠くなりがちなのですが、Insta360 ONE Xではさらに想定より遠く感じました。
おそらく一番「画が映える」距離は2~3mだと思われますが、 並走するには近すぎ、自撮りするには遠い微妙な距離な気がします。
長めの自撮り棒を用意するのがいいかもしれないです。
あると便利なオプションパーツ
こちらも同様に
- 自撮り棒(1m以上のものがあると良さそう)
- 防水ケース
- 予備バッテリー(3個~4個あると良い)
- モバイルバッテリー
自分は先程の3Way自撮り棒を使って撮影しましたが、 長さに不満があったので長めの自撮り棒を用意すると良いと思います。
防水ケースはスキー・スノボの撮影では必須だと思います。 なければSDカード挿入口やUSBの口がむき出しになってしまいます。
自分の場合防水ケースは品薄のため買えなかったので、やむなく潜水ケースを買いました。 ただ、潜水ケースのほうが高く画面表示がとても見にくいので、防水ケースのほうが良さそうです。
予備バッテリーはたくさん欲しいところです。 防水・潜水ケースを利用すると給電撮影ができないのでバッテリー頼みになります。
モバイルバッテリーについては先程と同様 現地で予備バッテリーを充電したり、スマホにデータを移す時に利用することになるでしょう。
ちなみに、このダンボーのモバイルバッテリーはUSBが2つあるのでカメラのバッテリーとスマホのバッテリーを同時に充電できておすすめです。
この自撮り棒は次回利用予定。
Insta360 ONE Xは買い?
買いだと思います。
上ではデメリットをたくさんあげましたが、それでもメリットのほうが大きいと思います。
まず、360度カメラの可能性として、 たとえばキッカーの頂上に挿しておけばジャンプの前後が取れたり、 みんなで滑る時に全員を撮影するということも可能です。
また、自分はスキーでの撮影ですが、 スノーボードで普通のアクションカメラを使って撮影する場合、 安定してフレームに入れるのはかなり難しいと思います。
その点気にしなくていいので360度カメラでの撮影っていうのは撮ってもらいやすいというメリットもあります。
その上で、強力なアプリの補助があり、手軽に運用ができるInsta360 ONE Xを選ぶのは十分有りだと思います。
また、今までアクションカメラを使ったことない人は、ぜひ安い物でも良いので一つ買ってみると良いと思います。
いい感じの動画が取れたときの被写体の人も撮影者もテンションがあがって、 またそれを残せるというのは素晴らしいことだと思います。
ただ、撮影の際は周囲の安全に気をつけましょう。
最後に、いつもボード誘ってくれて動画を使っても良いって言ってくれた友人に感謝!